企業情報

代表挨拶

「ビーエム長野」という社名はとてもユニークです。

実際、初対面の方から「社名の由来は？」と尋ねられることが、
別れ際の定番となっています。
「ビーエム（BM）」は、創業者である私の父・村上文一（ブンイチ）の
イニシャルに由来しています。
「長野」は、当時のビジネスパートナーであった
英国KELVIN IMPEX社のKELVIN会長からいただいた提案です。
創業当時、長野県や群馬県の多くの皆様に電子部品製造の分野で
大変お世話になったことへの感謝の思いを込めて、
この地域の名を社名に入れることになりました。
父はいつも、「自らがすべての責任を取ること」「創業時の感謝を忘れないこと」
この二つの想いを社名に込めたと、私に話してくれました。
私はそれを、創業者の決意と信念の表れだと受け止めています。

村上家の本家は、代々お寺を守ってきた家系です。
私の祖父もまた、住職として生涯を全うしました。
私自身は神奈川県湘南で育ち、大学卒業後は外資系の電子メーカーに就職。
その後、父が率いるビーエム長野に入社したのは、今から29年前のことです。
入社後は国内の事業所に勤務し、数えるほどの仲間たちと共に
汗を流した日々を懐かしく思い出します。
その後、シンガポールとマレーシアの現地法人にて、
10年以上にわたり海外業務に携わりました。

移り変わりの激しい日本、そして世界のなかで、
私たちは思いがけない「ご縁」をいただくことがあります。
それは、理想や願いと現実とのあいだで折り合いをつけ、
その運命を受け止めるような出会いかもしれません。
あるいは、まるで偶然のような、幸運との出会いかもしれません。
けれど、どんなご縁であれ、大切にしなければ何も始まりません。
ご縁を重ねることで、新たな出会いが生まれ、
やがてそれは、大きな「円（えん）」となって巡り戻ってくる。
私は、そう信じています。

縁、援、演、宴、園。
そして、すべてを包み込むような、まあるい「円」。
ビーエム長野は、日本と世界の結びつきと、いただく「ご縁」を大事にしながら
これからの10年、そして次の50年に向けて、
少しでも社会に貢献できる企業を目指してまいります。